アリストテレスの思想とは!?わかりやすく解説!

アリストテレス 人生
Aristotle statue located at Stageira of Greece (birthplace of the philosopher)

こんにちは!
哲学大好きマンの、れたおです。

今回は、西洋哲学の3大哲学者の一人と言われる、アリストテレスについて解説します!


「哲学と言えばアリストテレス」といわれるくらい、
誰しも人名は聞いた事があると思います。
しかし、具体的にどんな思想の人なのか、出てこないですよね。


私もそうでした。


そしてアリストテレスを執筆するにあたり、
改めて哲学者の考えは、現代でも参考にすべきことが多いと感じました!

それは、自分の今後の生き方や、ビジネスにおいても然りです。


そんなとても有益な思想の持ち主であるアリストテレスは、
アカデメイアを創設したプラトンの教えを受けており、
彼が17歳の時にアカデメイアに入学してから、約20年もプラトンから教わっていました。


そしてそのプラトンは、ソクラテスの教えを受けています。
ソクラテス→プラトン→アリストテレスといった流れで思想が受け継がれており、
彼らは、西洋哲学における3大哲学者とも言われています。


この3大哲学者により、西洋哲学は広く知れ渡ることになるのですが、
その中でもアリストテレスは、「万学の祖」とも呼ばれているほど、知名度が高いです。


では、なぜ万学の祖と呼ばれるようになったのか。
そして彼の生涯や思想についても、詳しく解説していきます。


今回も、よろしくお願いいたします。


哲学で立身出世!王を教育した哲学者!

まず、アリストテレスの生涯を見ていきましょう。


アリストテレスは、紀元前384年に生まれ、62歳で死去しています。
小さなギリシアの植民町で生まれ、幼いころに両親を失くしています。
そして、義兄を後見人として少年時代を過ごし、17‐18歳時にアカデメイアに入学します。


そこで師匠プラトンが死去するまでの20年間で勉学に励み、
プラトンから「学校の精神」と評されるほどにまで成長しました。


しかしプラトンの死去、プラトンの甥がアカデメイアの学長に選ばれる時期を目途に、
アカデメイアを去り、その後は自身の研究に勤しんでいたようです。


そして、転機が訪れます。


アリストテレスが42歳である紀元前342年ごろに、
マケドニア王であるフィリッポス2世から招待され、
当時13歳だった、アレクサンドロス王子を教える立場の高官となったのです。


アレクサンドロス王子は、後にアレクサンドロス大王として、
ギリシアからインド北西にまたがる大帝国を建設しています。

また、歴史上もっとも成功した軍事指揮官だと認識されており、
そんな王を育てた哲学者として、アリストテレスは有名になります。


まさに、大出世です。


アレキサンドロス王子が王に即位した後、
アリストテレスは、アテナイ郊外に学園「リュケイオン」を創設します。
プラトンと同じく、教育者の道を歩んでいますね。


そこで弟子たちと議論を交わしながら、
学問に励むとともに、自身の研究にも没頭し、亡くなっています。


出生したときは植民町で生まれて、幼いころに両親を亡くすも、
勉学のみで王の高官にまで登りつめたアリストテレスの人生は、
もはやマンガにでも書けそうな人生ですよね。



では、次にアリストテレスの思想について、見ていきましょう!
彼はどんなことを成し遂げて有名になったのでしょうか。

人間は、幸福になるために生まれた生物だ!

アリストテレスがなぜ有名になったのか。
それは、彼が提唱した理論が、世間から支持を集めたわけではありません。


彼がすごいのは、これまでの哲学者が考えてきた
「世の中のあらゆる自然現象や生態現象」を自然学と定義し、
その自然学を様々な学問に分け、作り出したこと
にあります。



例を挙げますと、物理学、天文学、気象学、動物学、植物学など、多岐に渉ります。
これまでは、これらのカテゴリーが全て同じ土俵で研究されていたのですが、


学問を統一し体系化したことにより、後から学ぶ者が学びやすいようになったのです。
この学問の体系化よって、近代科学の基礎が作られたと言っても過言ではないです。

アリストテレスは、この功績よって「万学の祖」と呼ばれるようになったのです。



そしてアリストテレスは、様々な学問を創り出していくだけではなく、
その創り出した学問における研究でも、研究でも成果を上げているのです。
それも、一つだけではなく、複数の分野においてです。


その中でも際立っているのが、倫理学です。
倫理学自体も、アリストテレスが創始したものとなります。



その倫理学の中でアリストテレスは、人間は何の為に生まれたのか、考えます。
そしてその理由は、幸福であると結論を出します。


アリストテレスは、
「人間は幸福になるために生まれた生物である」ということを提唱したのです!


この幸福とは、快楽を得ることだけではなく、
社会通念上で「善い」とされる行動や政治、人間の理性の発展
であり、

人間が自分の能力を発揮することでもたらされる、満足や幸せのことであると言っています。




今我々が生きている現実世界でも、
自分の力や能力の発揮によって、他者の悩みが解決されたとなれば、
とても嬉しいことですし、悩んでいた人から称賛されて、満足感を得られますよね。


アリストテレスは、そんな満足感・幸福感を得て、
幸福な人生を歩むために、人間は生まれたということを提唱したのです。


アリストテレスは、幸福主義者であったんですね。


そして、アリストテレスは、
人間が幸福になるためには中庸を備えた人物になるべきと言っています。


では、アリストテレスが言う「中庸」とは一体何のことなのでしょうか。
一緒に見ていきましょう!

「中庸」を生きることで、幸せになれる!

アリストテレスが言う「中庸」を見ていく前に、
辞書で「中庸」の意味を調べてみましょう。


辞書の記載はこうです。

 かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。
また、そのさま。

デジタル大辞泉(小学館)

つまりどちらかに偏ることがなく、調和がとれていることを指すようです。


そして、アリストテレスが言う「中庸」も、辞書の定義とほぼ同じで、
極端に位置するものを「悪徳」と定義し、
正しい中間(中庸)を発見し、選ぶことで徳を積むことができると言いました。


どういうことでしょうか?


ひとつ、例を挙げて考えてみましょう。


あなたは、友人Aから会社の愚痴を聞かされており、友人Aに独立を勧めたとします。
友人Aはこう答えます。「独立なんて、将来が怖いから絶対やらない!」
友人Aは「臆病」とも言えますね。

同じように、会社の愚痴を、別の友人Bからも聞かされ、友人Bに独立を勧めます。
友人Bはこう答えます。「だよね!じゃあ今から起業するわ!」
友人Bは「無謀」とも言えますね。



両極端に位置するどちらの選択も、良い方向に向かっているかわかりません
そこで、「臆病」と「無謀」の中間を、選択すべきだとアリストテレスは言っています。
この中間こそ、アリストテレスの「中庸」となります。



独立を例にお伝えしましたが、独立以外の様々な事象においても同様です。
選択を迫られた際には、「中庸」を選ぶべき!ということなのです。


なぜ、極端な選択ではなく、中庸が良いのでしょうか。
それは、中庸が両極端の選択の「良いとこどり」であるからです!



先の独立の例で考えますと、「臆病」な考えをもつものは、
そこからずっと抜け出せずに、現実が変わらないままであるから、
「幸せ」にはたどり着けません


そして、「無謀」な考えを持つものは、
考えなしに貯金と時間をつぎ込んで起業した結果、
利益を得られずに倒産することが多いため、こちらも「幸せ」にはたどり着けません


しかし、「臆病」でありながら「無謀」な考えも持ち合わせると、「勇気」となります。
「無謀」な結果にならないために、「臆病」だからこそ、
計画を立てて、慎重に行動していくため、良い結果になりやすいのです。



もちろん現実は複雑ですので、必ず良くなるとは限りません。


しかし、選択を迫られる多くの場合は、この「中庸」を選ぶことが、
人生の徳を積み、「幸せ」に向かう方法だということ
なのです!



この「中庸」という考え方は、
まさに現代でも通用する考え方だと思うので、
迷った時に、選択肢に加えるようにすると、良い人生になるかもしれませんね!


まとめ

いかがでしたでしょうか?
アリストテレスの生涯、思想について、一緒に見てきました。


アリストテレスは、本当にすごい哲学者だったと思います。
哲学者のみならず、後世に生きる様々な人々にも影響を与えており、

アリストテレスの「神」に対する考え方を参考に、
イスラム教やキリスト教における「神」が考えられたとも言われています。
(このあたりについても、機会があれば執筆しようと思っています。)


そんなアリストテレスから、現代の我々が学べることは、
「人類は幸福になるために生まれてきた」ということと、
「中庸を選択する」ことなんじゃないかと思います。



人生はいろいろあると思いますが、
幸福になるために、中庸を守り、生きていきましょう!



今回は以上となります。
アリストテレスの哲学を通して、読んでくださったあなたの生活の一助になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、またお会いしましょう。







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